家庭用オーブンで発酵機能を使う時の注意点とは

どうも、パン職人Kenです。

美味しいパンを作る上で、きちんとした発酵を行うことは非常に重要です。

私のパンの師匠にあたる方が「パンの美味しさは発酵で決まるんや!」と仰っていましたが、まさにその通りだと思います。

発酵は温度が非常に重要なので、できるだけ定められた温度を保てるような環境を用意したいんですよね。

発酵機能に特化した発酵機というものもありますが、それなりのお値段がするのでよほど日常的にパン作りをされている方や一度にまとまった量を作る方以外はなかなか手が出ないと思います。

そうなるとオーブンレンジの発酵機能を使う場合が多いと思うのですが、あるポイントをしっかりとおさえておかないと残念な結果になってしまうことも…

という訳で、今回は家庭用オーブンの発酵機能を使う際に注意してほしいポイントについて解説していきますね!

 

家庭用オーブンで発酵機能を使う際には「乾燥対策」が必須!

家庭用オーブンの発酵機能を使う際に注意してほしいポイントとは、ズバリ乾燥対策です。

先ほど紹介した発酵機や、プロが使う発酵室(ホイロといいます)には加湿機能がついています。プロ仕様のものでは1%ごとに湿度の設定が可能なものもあるんです。

ですが家庭用オーブンの発酵機能では加湿をすることが出来ないので、何も乾燥対策をせずに発酵させてしまうとパンの表面がカサカサに乾いてしまいます。

カサカサに乾いてしまった生地はその後いくら加湿したとしても元には戻らず、上手く発酵しなかったり、焼き上がった時に表面に細かなブツブツ(梨肌といいます)が出てしまうんですね。

ですから家庭用オーブンの発酵機能を使う際は、しっかりと乾燥対策を必要があります。

 

具体的な3つの乾燥対策

パンの乾燥対策には主に3つの方法があります。

それは、

  1. 濡れ布巾を被せる
  2. ラップをする
  3. 霧吹きをする

この3つです。

どの方法でも乾燥対策はできるのでお好みで構いませんが、私が家でパン作りをする際は霧吹きを使って乾燥対策をしています(濡れ布巾だと加湿効果に少し不安があり、ラップだとラップがもったいないからです。貧乏性…)。

霧吹きを使って乾燥対策をする際にポイントになるのは、オーブン内側の側面や上部、扉の内側にも霧吹きを吹きかけることです。

これをしておけば濡れ布巾やラップをしなくても十分乾燥対策になるのでおすすめです。

パン生地は非常に乾燥しやすいため、発酵させる際には必ず乾燥対策をしましょう!

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