どうも、Kenです。
今回は家庭用オーブンを使ったパン作りと
美味しさの関係を説明していきますね!
突然ですがパン屋のことを英語でbakery(ベーカリー)と言いますよね。
ではbakeってどういう意味かと言うと「焼く」という意味です。
つまりベーカリーと言うのは「焼き屋さん」ということです。
それくらいパン作りの中で「焼く」という工程は重要だということですね。
プロの現場ではパンを焼くオーブンはデッキオーブンというものや、

中には石窯を導入しているお店もあります。

こういった業務用オーブンはとても高火力でパンを焼くのにぴったりですが、
さすがに家庭でこんなものを用意することは出来ないので、
家庭用のオーブンでパンを焼くことになります。
もちろん家庭用のオーブンでもパンは焼けますが、
ちょっと注意しないといけないことがあります。
具体的な注意点は別の記事で書いたのでそちらを見て頂くとして、
→ご家庭で上手にパンを焼くために気をつけるべき「あること」とは?
今回は家庭用のオーブンを使ったパン作りと
美味しさの関係を説明していきますので、
ぜひ次回のパン作りの参考にしてみて下さいね!
パンを焼く時の大前提
パンを焼く時に調整する項目は、
- 焼成温度
- 焼成時間
この2点です。
それでは、この焼成温度と焼成時間は
どちらの方が重要だと思いますか?
質問の形を変えるなら、
- 決まった温度で焼けるように時間を調整する
- 決まった時間で焼けるように温度を調整する
どちらの方が美味しいパンが焼けると思いますか?
正解は、②の決まった時間で焼けるように温度を調整するです。
こちらの方が美味しいパンが焼けます。
この様に決まった時間で焼けるようにその他の要因を調整するというのが
パンを焼く時の大前提になります。これは覚えておきましょう。
家庭用のオーブンの避けられない問題
例えば小型(10㎝程度)のコッペパンを焼く場合、
プロ用のオーブンなら一枚の天板(鉄板のことです)に12個~15個乗せたものを
6分程度で焼き上げることができます。
温度を上げて6分よりも短い時間で焼くと
焼き色だけついて生焼けになってしまうかもしれません。
反対に温度を下げて6分よりも長い時間焼くと
水分が飛び過ぎてパサパサになってしまいます。
この様に決められた時間で焼くのが重要なんですね。
では家庭用のオーブンの場合はどうなるかと言うと、
火力に限界があるので高い温度で焼くことができません。
当然ながら温度を一番高く設定したとしても焼き時間が伸びてしまうので、
水分が飛びやすくなってしまうんですね。
これが家庭用のオーブンの避けられない問題です。
ですからご家庭でのパン作りでは、
いかにパンの火通りを良くするか
が美味しいパンを焼くとても重要なポイントになります。
そのためにさまざまな工夫をしていく必要があるんですね。
記事の冒頭にも書きましたが、具体的なポイントは別記事で
いくつか説明しているのでそちらをご覧ください。
→ご家庭で上手にパンを焼くために気をつけるべき「あること」とは?
まとめ
今まで説明してきたとおり、
家庭用オーブンを使ったパン作りと美味しさの関係は
「いかに火通りを良くするか」が密接に関わっています。
これはとても重要なポイントなのでぜひ覚えておいて下さいね!