どうも、Kenです。
今回はパン作りの初心者向けに、まず揃えておきたい基本的な道具を紹介していきます。
プロの現場では色々な道具や設備を使いますが、ご家庭でのパン作りを想定して「これは用意しておいた方がいいな」と思うものをいくつかピックアップして紹介していきます。
いきなり高価な道具を揃える必要は無いですが、パン作りを上手に行うためには必要な道具は揃えておきたいところです。パン作りは奥が深く、一度ハマればきっと何度も使うことになるでしょうからこれを機に道具をそろえてしまいましょう。


基本の道具8種とは
パン作りに必要な基本の道具8種とは、
- デジタルスケール
- デジタル温度計
- ボウル
- ゴムベラ
- めん棒
- カード
- 刷毛
- 霧吹き
デジタルスケール

パン作りにとって必要な材料を正確に量るというのはとても重要なことです。これはお菓子も言えることですが、目分量や大体というのは禁物です。
家庭でのパン作りなら1kgまで量れるスケールで問題ないと思います。たくさん作る予定のある方は2kgまでのものにしておくと便利ですね。
デジタル温度計

パンの生地の締まり具合や発酵のスピードは温度によって変わります。パン作りをしているとパン生地の温度を量る機会というのは結構あるんですよね。特にパン生地の温度を一定に保つような設備の無い家庭でのパン作りでは記事の温度を確認する機会が多いと思いますので温度計は必要です。
ボウル

ボウルは材料を計ったり、パン生地を捏ねたり、パン生地を発酵させたり、また生地に包む中身(フィリングと言います)を作ったりと登場の機会が多い道具です。
大きさは特に指定はありませんが、パン生地を捏ねるのに使うボウルは大きいものの方がやりやすいです。
ゴムベラ

計量した材料を合わせる時や無駄なく材料を使い切る時など、ゴムベラも意外と登場する場面の多い道具です。
画像の様な少ししっかりしたものを選ぶと、生地を混ぜ合わせる最初の段階でも使えるのであまり手を汚さずに生地を捏ね始めることができます。
めん棒

言わずと知れたパン作りの道具ですね。生地を伸ばすために使います。バターロールの成形や何かを包むような成形をするパンには必要な道具ですね。
ちなみにめん棒を使って生地を伸ばすのは成形しやすい形に整えるという意味だけでなく、生地の中のガスをしっかりと抜くという意味もあります。ただ成形しやすいように形を整えるだけなら手でもできますが、ガスを均一に抜くという意味ではめん棒は必須ですから用意しておきましょう。
カード


カード(画像左)は家庭でのパン作りの場合は主に生地を分割する時に使います。プロの現場では生地の分割にはスケッパー(画像右)を使いますが、スケッパーは金属製なのでご家庭で使うと作業台を傷つけてしまうの恐れがあるのでカードをおすすめしています。
生地を切るだけでなくボウルや作業台にくっついた生地を無駄なく剥がすのにも役立ちます。
刷毛

刷毛はパンの仕上げにトッピングやオイルを塗るのにも使いますが、一番の用途は焼く前のパンに卵を塗る「塗りたま」と呼ばれる作業です。
パンは焼く前に卵を塗ることで綺麗でツヤのある焼き色になります。焼く前に塗るということを考えると、シリコン製は避けた方が良いでしょう。シリコン製は衛生面では良いのですが、硬いので発酵後のパンだと卵を塗った際に潰してしまう恐れがあります。また、シリコン製だと毛の部分の数が少ないので細かく均一に塗るのが難しいです。
パン作りでの使い勝手を考えると上の画像の様な料理用の刷毛を用意しましょう。ただし、こういった刷毛は手入れをキチンとしないと毛の部分が固まったり、臭くなったり、毛が抜けたりするので要注意です。
霧吹き

霧吹きは直接パン作りには関係ないように思うかもしれませんが、実はとっても大切な道具です。その用途は「乾燥対策」です。
パン生地は乾燥に非常に弱く、すぐに表面が乾いてパリパリになってしまいます。こうなると膨らみが弱かったり、表面にぶつぶつができたりと焼き上がりの品質に直結するのでパン生地の表面に霧吹きで水を吹きかけて乾燥を防ぎます。
上の画像はかなりしっかりした霧吹きですが、100円ショップで売っているもので構いません。地味ながら必須の道具なので必ず揃えておきましょう。
まとめ

- デジタルスケール
- デジタル温度計
- ボウル
- ゴムベラ
- めん棒
- カード
- 刷毛
- 霧吹き
この8つはほとんどのパンで使う基本的な道具なので最初のうちに用意しておきましょうね。


道具はそれほどおいしさに関わるものなんですよ!


