どうも、パン職人Kenです。
パンが焼けた時の香りや具材がジュージューと焼ける音は
パンをより一層美味しく見せてくれますし、
実際に焼きたてのパンは冷めたパンとは比べることが出来ないほど
特別な美味しさがありますよね。
パン屋さんで買うパンはいつでも焼きたてとは限りません。
私が働いているパン屋はおそらく他のパン屋よりも
焼きたてを提供することにこだわっていますが、
全てのパンを焼きたてで提供するのは無理があります。
その点、家庭でのパン作りは必ず焼きたてのパンが食べられるというのも
大きな魅力の一つですよね。






日本人が好むパンは基本的に焼きたてが一番美味しい
冷めた方が美味しいパンがあるとお伝えしましたが、
基本的に日本人が好むパンは焼きたてが一番美味しいです。
カレーパン、メロンパン、あんぱん、クリームパン…
この様な日本人が好むパンに共通する特徴は
ふわふわで柔らかいパン
ということです。
ふわふわした食感や柔らかさは焼きたてが一番感じることが出来ます。
時間が経つにつれて少しずつパンが硬くなる「老化」という現象が始まるので、
老化の起きていない焼きたてが一番おいしく食べられます。
ただし食パンやラウンドパンのような型で焼くパンは
焼きたてだと柔らかすぎてスライスすることが出来ません。
パン屋さんに食パンやラウンドパンを買いに行った時に焼きたてだった場合は
多少粗熱が取れるまで待った方がパンがつぶれなくて済みます。
また、個人的にはあんぱんは焼きたてだと熱さであんこの風味が
あまり感じられなくなってしまうので多少粗熱が取れた方が
美味しく食べられると思います。
焼きたてよりも冷めた方が美味しく食べられるパンとは
それでは焼きたてよりも冷めた方が美味しく食べられるパンとは
どんなパンがあるでしょうか。
実はフランスパンやカンパーニュ、ドイツパンなど
長時間発酵により作り出される風味を楽しむパンは
冷めてからの方が風味を感じやすくなり、美味しく食べることが出来ます。
こういったパンはもちろん焼きたてで食べても美味しいのですが、
熱々だとせっかく長時間発酵で作られた独特の風味や香りが
感じづらいんです。
その点、十分に冷めて風味が落ち着いてから食べると
パン本来の小麦(ライ麦)の香りや熟成の旨み、
独特の風味や適度な酸味などを感じやすくなります。
ただし、フランスパンは完全に冷めると周りの耳の部分(クラスト)が
カッチカチになり、食べづらくなるのでそうなってしまったら
霧吹きをしてからトースターで温め直しましょう。
まとめ
日本人が好むパンは基本的に焼きたてで食べるのが一番美味しく食べられます。
ただし、型で焼くパンは粗熱が取れないとスライスできないので
その点は注意が必要です。
それに対し、フランスパンやカンパーニュ、ドイツパンなど
長時間発酵による風味や旨みを楽しむパンは冷めた方が美味しく食べられます。



おそらくそういったパンを好きな人の方が多いですから基本的には
焼きたてが一番美味しいと思っておいて間違いないかなとは思います。

ぜひ知っておい欲しいですね!