どうも、パン職人Kenです。
菓子パンって美味しいですよね!朝食としても良いし、おやつにもピッタリ。
ちょっと小腹が空いた時なんかも手軽に食べられる菓子パンは重宝します。
そんな菓子パンの中でもザ・スタンダードなジャムパンって美味しいですよね。
私は菓子パン生地でいちごジャムを包んだだけのシンプルなジャムパンが好きなんですが、やはりジャムパンは大人から子どもまで幅広く愛されるスタンダードな菓子パンだと思うんです。

菓子パンは何と言っても焼きたてが最高!なのでぜひ家庭でのパン作りでジャムパンにもチャレンジしてみて欲しいなと思います。
ですが、実はジャムパンは一つだけ要注意ポイントがあるんです。
これを知っておかないとせっかく作ったジャムパンが全滅…なんて悲しいことになりかねません。
ぜひこれからお伝えするジャムパン作りの注意点を覚えておいて下さいね!
ジャムパン作りに普通のジャムは使えません
ジャムを菓子パン生地で包んで焼き込むタイプのジャムパンの場合、実は普通のジャムは使えません。
これって知らない方多いと思うんですよね。
スーパーで瓶に入って売っているようないわゆる普通のジャムを包んで焼き込むと何が起こるかというと、閉じ目が開いて中のジャムが出てきてしまうんです。
これって悲しいですよね。
なぜそんなことが起こるかというと、パンを焼成している最中にパン生地に包まれたジャムが沸騰し、水蒸気でパン生地を破裂させてしまうんです。
ジャムを包んだ閉じ口が一番もろいので、そこが開いてジャムが出てきてしまうんですね。
なのでジャムパンを作る際には工夫が必要なんです。
ジャムにあるものを混ぜるとパンのパンクを減らせます
ジャムパンのパンクを防ぐための工夫として、家庭でのパン作りでよく使われるのはコーンスターチです。
コーンスターチを使ってジャムにとろみをつけることでジャムパンの閉じ目開きをある程度防ぐことが出来ます。
目安としてはジャム100gに対してコーンスターチ3gですね。
ただし元のジャムの粘度によってはコーンスターチの量を調整する必要があるかもしれません。様子を見ながら少しずつ入れるようにしましょう。
実際にはコーンスターチを少量の水で溶き、火にかけたジャムにくわえて煮詰めていきます。
これによってジャムの粘度が増し、ジャムパンの閉じ目開きを防ぐことが出来ます。
ジャムにとろみがつくことで包みやすくなるのも良いポイントですね!
これを使うとジャムパンは間違いなくパンクしません
家庭でのパン作りではジャムにコーンスターチを入れるのが手軽で良いのですが、プロの現場ではどうしていると思いますか?
大量にパンを作るベーカリーでは、いちいちジャムにコーンスターチを入れて煮詰めるのは手間がかかり過ぎます。
ではどうしているかというと、焼き込み用のジャムを使っています。
焼き込み用のジャムとはその名の通りジャムを包んで焼くパンに対応したジャムです。
このジャムを使ってジャムパンを作ると、普通のジャムとは違い焼き込んでもパンクすることはありません。
これを使えば間違いないので、ある程度の数を作る予定があればこちらがおすすめですね。
焼きたてのジャムパンは最高です!お子さんがいるご家庭では喜ばれること間違いなしですし、ぜひ一度チャレンジしてみて下さい!