パン作りの幅が広がる!おすすめの製パン型4選

どうも、パン職人Kenです。

今回は持っているとパン作りの幅が広がる製パン用の「型」を紹介していきます。

パンはベーシックな形のものなら型が無くても作ることが出来ます。

コッペパンやロールパン、バターロールやフランスパンなどですね。

ですが、一部のパンは型が無いと作れなかったり、型があるとよりきれいに作れるものがあります。

そういったパンを作るための型を用意しておくと、作れるパンの幅が広がるのでパン作りの楽しみも広がっていきますよ!

 

おすすめの型その1 「食パン型」

一つ目におすすめする製パン型は「食パン型」です。

食パンは型が無いと作れない典型的なパンですね。

パン職人は食パンの様に型が無いと作れないパンをまとめて「型もの」と呼んでいます。

一口に食パン型と言っても色々な種類があります。具体的には型の大きさで違いが出てきます。

食パンは一斤、二斤と数えますが、一斤分を焼ける型(一斤型)、一斤半を焼ける型(1.5斤型)、二斤分を焼ける型(二斤型)、三斤分を焼ける型(三斤型)があります。

パン職人が使う業務用の食パン型は主に二斤型と三斤型です。これはオーブンの容量を効率よく使い、一度に焼ける量を多くするためです。

ですが家庭でのパン作りの場合は三斤型は使えません。家庭用のオーブンには三斤型は入らないからです。

ですから家庭で食パンにチャレンジする際は一斤型~二斤型を使うようにしましょう。

その中でもおすすめなのは一斤型1.5斤型です。

家庭用オーブンの弱点は火力の弱さなのですが、庫内の寸法ギリギリの大きさの型を使ってしまうと弱い火力では焼ききれず、長時間焼き続けることになってしまい、カチカチの食パンになってしまう可能性が高いです。

ですからオーブンの大きさに対してゆとりを持った大きさの食パン型を使うようにしましょう。

食パン型を買う際は寸法の確認をお忘れなく!

 

おすすめの型その2 「ラウンド型」

二つ目におすすめする製パン型は「ラウンド型」です。

このラウンド型を使うとラウンド食パンと呼ばれる円筒型の食パンを作ることが出来ます。

ラウンド食パンの良いところは、生地に

といったように、折り込むシート(色んな味のクリームをシート状に固めたもの)を変えることで様々な味のラウンド食パンを作れるところです。

ラウンド型も先ほどの食パン型同様、お使いのオーブンの庫内の大きさを調べ、ゆとりを持ったサイズのものを選ぶようにしましょう。

 

おすすめの型その3 「フランスパン型」

三つ目におすすめする製パン型は「フランスパン型」です。

元々フランスパンは型が無くても焼くことが出来ます。ですがこのフランスパン型(波型)を使うと、フランスパンをよりきれいに整った形で焼くことが出来ます。

フランスパン生地は水分の量が比較的多いためダレやすいのですが、業務用の火力の強いオーブンなら一気に火が入るので、焼いている最中に急激に生地が膨らむ「窯伸び」という現象がしっかりと起き、焼き上がりはしっかりとボリュームがでます。

ですが家庭用のオーブンだと火力が弱く窯伸びが不十分になりがちなため、縦に生地が伸びずに横に広がったような焼き上がりになってしまうことがあります。

こういった時にフランスパン型を使うと波状になった型がパンの底を支えてくれるので、生地が横に広がるのを防いでくれます。

このため、フランスパンをきれいに整った形で焼くことが出来るんですね。家庭で頻繁にフランスパンを作る方にはおすすめです。

フランスパン型も他の型同様、お使いのオーブンに入るかどうかをしっかり確認してから買うようにしましょう。

 

おすすめの型その4 「マフィン型」

四つ目におすすめする製パン型は「マフィン型」です。

マフィン型というと製菓用のイメージが強いかもしれませんが、実はマフィン型でパンを作ることが出来ます。

パン作りでマフィン型が活躍するのは整った形で焼きたいパンや、緩めのフィリング(パンの入れるカスタードなどの具材)を使うパンなどですね。

ちょっとした裏技ですが、マフィン型の上に天板を乗せて膨らまないようにして焼くと、イングリッシュマフィンのような形のパンも焼くことが出来ます。

パン作りに使うマフィン型は穴のサイズに注意する必要があります。あまり小さいとパン作りには向かないですからね。

また、シナモンロールなど断面が直接型に触れ、汚れてしまう場合はグラシンカップなどを使うとこびりつくことなく使えてお手入れも楽になります。

 

最後に

ここまでおすすめの製パン型を4つ紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

型があるとパン作りの幅が広がりますし、アイデア次第で色々な種類のアレンジパンを作ることが出来ます。

全ての型に共通して言えることは型の大きさとオーブンの庫内の寸法をしっかりと確認してから買おう!ということです。買ったのにオーブンに入らなかったら残念ですからね。

少しずつ型を揃えていくのも楽しみの一つですから、ぜひ型を使ったパン作りにもチャレンジしてみて下さい。