パンの脂質は高い?脂質の高いパンと低いパンとは

どうも、パン職人Kenです。

食と健康は切っても切れない関係ですよね。

パン好きの方の中にも健康を意識している方は多くいらっしゃると思います。

実際にベーカリーで働いていると、全粒粉入りのパンや雑穀入りのパン、発芽玄米入りのパンなどのご要望を耳にすることもありますから。

パンは美味しいし朝食はパン派の方もたくさんいらっしゃると思います。でも

「パンは美味しいんだけどカロリーがちょっと心配…」

「パンは脂質が高いから食べ過ぎは良くないよね…」

こういった心配をしている方も多いのではないでしょうか。

今回は本当にパンの脂質は高いのか、また脂質の高いパンと低いパンはどんなものがあるのかを説明していきますね!

 

「パンの脂質は高い!」は本当?

「パンの脂質は高い」というイメージをお持ちの方って結構いると思います。

確かにお米を一膳食べるよりも食パンを一枚食べた方が脂質は高そうな印象ありますよね。

では実際のところはどうなのかというと、パンによって脂質が高いものと低いものがあります。

お米は自然の物をそのまま炊きますが、パンの場合は当然ながら小麦をそのまま炊いて食べるのとは違います。

小麦を製粉して小麦粉にして、更に様々な材料を混ぜ合わせて作りますから、パンによって脂質の量は様々です。

いわゆる「リッチなパン」と呼ばれるものは砂糖や油脂をたくさん入れますから脂質は高いです。

反対に「リーンなパン」と呼ばれるものは砂糖や油脂を入れなかったり、入れても少量しか入れないので脂質は低いです。

このあたりを知って欲しいなと思うんですよね。

せっかくパンが好きなのに、「パン=脂質が高い」という思い込みでパンを食べたり作ったりするのをやめてしまうのはもったいないですから。

 

脂質の高い「リッチなパン」とは

菓子パン

砂糖や油脂をたくさん入れるリッチなパンの代表的なものは菓子パンです。

菓子パンは砂糖をたくさん入れるイメージがあると思いますが、実は油脂もたくさん入れるので脂質は高いです。

標準的な菓子パン生地のレシピでは、小麦粉100グラムあたり油脂を20グラム程度配合するものが多いですね。

これはパンに換算すると、例えば菓子パン生地で作ったバターロール(生地量40グラム)を一つ食べると油脂を4グラム摂取することになります。

朝食でバターロールを2個食べたら油脂を8グラム摂取することになりますが、成人の一日の脂質摂取量の目安が約55グラムとの事なので、朝食だけで一日の約14.5%を摂取することになるんですね。

※参考サイト「脂質|栄養成分百科|グリコ」(外部サイトへ飛びます)

もしバターロールにバターやマーガリンを塗って食べたとしたら更に油脂の摂取量は増えますから、菓子パンはそういう意味でも「脂質の高いパン」と言えます。

 

総菜パン

他に脂質が高いパンに総菜パンがあります。

総菜パンに使うパン自体は菓子パンと比べると油脂の配合量は少ない場合が多い(標準的なレシピで小麦粉100グラムあたり8グラム)ですが、気を付けないといけないのはトッピングです。

総菜パンって、マヨネーズを使うレシピがめちゃくちゃ多いんですよ!

ウインナーパンの上にマヨネーズ、チーズパンの上にマヨネーズ、ピザパンの上にマヨネーズ、コロッケパンの中にマヨネーズ…

もちろんベーカリー毎にレシピは違うでしょうが、マヨネーズは間違いなく使用頻度の高い食材なんです。

 

食パン

食パンも標準的なレシピでつくるとリッチなパンの部類に入ると思います。

標準的なレシピでは総菜パン同様小麦粉100グラムあたり油脂を8グラム配合します。

これは6枚切りの食パンを1枚食べると、油脂を約3.4グラム摂取したことになります。

食パンの場合はバターやマーガリンを塗って食べることが多いでしょうから、油脂の摂取量はさらに増えてしまいます。

ただ、同じ食パンのような見た目でも「パン・ド・ミ」と呼ばれるフランスの食パンは油脂の配合量が比較的少ないですよ。

 

脂質の低い代表的なパンはコレ!

ここまで脂質の高いパンを紹介してきましたが、反対に脂質の低いパンを紹介していきます。

「リーンなパン」と呼ばれるパンは脂質が低いということはお伝えしましたが、そのリーンなパンの代表がフランスパンです。

フランスパンは油脂を全く配合しません。

小麦粉に多少の油脂分が含まれるので完全にゼロではありませんが、油脂は配合しないのでほぼゼロのようなものです。

脂質を気にしていて、でもパンが食べたいという方は、朝食を食パンからフランスパンに変えてみるのも良いと思いますよ。

フランスパンは硬いからちょっと…という方は「バタール」というフランスパンや「カンパーニュ」がおすすめです。

バタールは少し太めのフランスパンです。太めに成形することで中身の部分(クラム)が多くなり、食べやすくなります。

またカンパーニュの様に大型に焼き上げるパンは水分が残りやすいので、しっとりとした食感のものも多いです。

脂質を気にする場合は菓子パンや総菜パンの食べ過ぎに気を付け、朝食の食パンをフランスパンに変えてみるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか?

 

 

YouTubeでパン作り動画を公開中!