食パンの数え方である1斤2斤の「斤」って一体どういう意味?

パンの数え方は普通1個、2個と数えますし、フランスパンなどの長細いパンなら1本、2本と数えますよね。ですが、なぜか食パンに関しては1斤(きん)、2斤と数えます。これって不思議に思ったことはありませんか?

私は就職するまで食パンを1斤(きん)、2斤と数えることすら知りませんでしたが、なぜ食パンだけこう呼ぶのか不思議で仕方ありませんでした。

この理由を調べると実は歴史を紐解いていくことになるのですが、パン作りに携わるのであれば豆知識としてぜひ知っておきましょう。


1斤2斤の「斤」とは「あること」の単位

さて、食パンを数える時のみ使われる「斤(きん)」という単位ですが、実はこの「斤」とは尺貫法(長さの単位に尺、重さの単位に貫を用いる)の重さを表す単位の一つなんですね。つまり食パンを数える時の1斤2斤とは食パンの重さを表す数え方ということなんです。

かつては重さの単位の一つとして「斤」が用いられ、日本においては「1斤=600g」と定められていました。

現在日本では「斤」は食パンを数える時のみに使われる単位になっています。


食パン1斤って600gなの?

ここまで聞くと食パンを作ったことのある方なら疑問に思うはずです。

普通3斤型で食パンを作る時は1玉230g~240gの生地を6玉、もしくは1玉180g前後の生地を8玉入れることが多いです。つまりどちらにしても1斤当たり焼成前で約480g、焼成後は水分が飛ぶので400g程度のはずです。

食パン1斤が600gだとしたら計算が合いませんよね。

実は食パン1斤当たりの重さは時代と共に少なくなり、現在では公正競争規約によって食パン1斤は340g以上と定められています。ですから食パン1斤が約400gでも問題ないんです。


同じ1斤でも色んな形の食パンがある

食パンの1斤は生地の重量が基準になっているので、340g以上あれば1斤と呼ぶことが出来ます。あくまで生地重量が基準なので、どんな形をしていても生地重量が340g以上あれば1斤です。

The 食パン

食パン1斤と言われてまず思い浮かべるのは袋入りの食パンでしょうか。

これは3斤型と呼ばれる型(その名の通り3斤分の食パンが焼ける)を使って細長い食パンを焼き、それを3等分している場合が多いです。

一度に焼ける量が多い方がパン屋さんとしては生産性が高いので、こういうやり方で食パンを焼くことが多いです。型の数も少なくて済みますしね。

ただし、家庭でのパン作りには向きません。家庭用オーブンでは火力の問題で3斤型では火が通りにくいですし、何よりオーブンに入りません(笑)。

キューブ状の食パン

次はこちらの食パン。

キューブ状の食パンです。

先ほどの食パンと似ていますが、こちらは全ての面に耳があるタイプの食パンですね。これは1斤型と呼ばれる食パン型を使って焼きます。

お家で食パンを焼くならこちらの方がおすすめです。生地量も多すぎないので、家庭用オーブンの火力でも安心して焼けますね。

ちなみに食パン型は他にも1.5斤型や2斤型もあります。

山形食パン

角食パンに比べるとお店で見かける機会の少ない(気がする)山形食パン。こちらも340g以上あれば1斤です。

山形食パンは角食パンと比べて生地が縦に伸びる分、食感が比較的軽く(生地が詰まっていないため)、トーストした際のサクサク感が特に楽しめる食パンですね。

ちなみに使う型は角食パンと同じです。フタをするかしないかの違いですね。

細長いタイプ

ちょっと変わったタイプですが、細長いタイプの食パンもあります。これももちろん340g以上あれば1斤です。

使う型はちょっとスリムなタイプ。フタつきパウンドケーキ型みたいなイメージですね。

あれも1斤、これも1斤。いろんな種類があるんですよ!

今回はちょっとしたパン作りの豆知識をお届けしました。日常で活かせる場面はあまりないかもしれませんが、パン作りに携わる者として知っておきましょう!


パンは大好き!でも健康が気になる…そんな方に

このブログをご覧になっている方の多くはパンを作るのが好きだったり、パンを食べるのが好きだと思います。

今回は特に食パンに関する豆知識を紹介してきたわけですが、食パンは毎日の朝食に欠かせない!という方も多いのではないでしょうか。

第二の主食と言っても過言ではない「パン」。ただ、パンは同じ主食である「お米」と比べると(配合によっては)糖分や塩分、脂質が多い場合が多く、健康面で気になっている方も多いと思うんです。

そんな方にぜひおすすめしたいものがあります。それがこちら。

機能性表示食品【美長命青汁】 です。

いわゆる「青汁」なんですが、他の青汁との一番の違いが、「長命草」という植物を原料にしている所です。名前からしてなんだか健康に良さそうですよね(笑)。

青汁の原料として「ケール」という植物をよく耳にすると思いますが、長命草はケールをはるかに超える栄養素が高濃度で含まれているんですよ!

この美長命青汁は機能性表示食品であり、美長命青汁に含まれているクロロゲン酸という成分を摂取すると、食後血糖値の上層が抑えられるという効果が認められています。

ちなみに「青汁=まずい」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、美長命青汁は苦みや渋みはほとんどなく、お茶感覚で飲めちゃいますよ。

パンが大好きだけど血糖値が気になる方、健康に気を遣いたいと思うけれど食事に気を遣いたくない方には特におすすめできる青汁です。

パン好きで健康が気になる方は、ぜひ一度チェックしてみて下さいね!


機能性表示食品【美長命青汁】