パン作りに向いている塩ってあるんでしょうか?

どうも、Kenです。

私Kenがお答えするパンのQ&Aコーナー第11回目、今回の質問はこちらです!

「パン作りをする時に使う塩ってなんでもいいんでしょうか?塩もこだわると岩塩とか外国の塩とかありますよね?そういったものを使った方が美味しくなるんでしょうか?」

パン作りには欠かせない材料である塩ですが、確かに塩一つとってもたくさんの種類があるんですよね。今回はそんな身近だけれど奥が深い「塩」について質問に答えていきますね!

 

特別な「製パン用塩」はありません

塩と言うのはとても一般的な材料なので特別「製パン用」とされている塩はありません。もしかしたらそんなものもあるのかもしれませんが私は出会ったことが無いです。

なので言い換えると塩は何を使っても構いません。

ただ一口に塩と言ってもいろんな種類があり、パン作りをする上で種類によっては使い道が変わってくるものもありますので簡単に説明していきますね。

 

精製塩

精製塩はいわゆる食塩で、透明なビニール袋に入って売られているのをよくスーパーでよく見かけると思います。

精製塩(食塩)は製造過程でミネラル分をほとんど取り除いていて、ほとんどが塩化ナトリウムで出来ています。その分塩味が強く感じられます。

精製塩を使う場合は食パンやフランスパンで小麦粉100gに対して2g、菓子パンで小麦粉100gに対して1.2g程度を配合すると良いと思います。

 

岩塩

岩塩は精製塩に比べて味や風味があります。岩塩の場合はパン生地に練り込むというよりは、焼く前のトッピングに使われることが多いですね。岩塩を振りかけて焼くパンと言えばプレッツェルが有名です。

メジャーな岩塩としてはアルペンザルツなんかが有名です。ドイツ産の岩塩なのでこれでプレッツェルなんか焼いたら最高におしゃれですね!

 

海塩

海塩はコクや味があり、それだけで舐めても「あっ、美味しい」と思えるようなものもあります。こちらは岩塩とは違い、生地に練り込むことが多いですが粒が粗いものはトッピングに使うこともあります。

海塩でメジャーなのは沖縄の塩「シママース」ですね。これはパン屋さんでも使われているのを見かけます。

また、フランスパン作りで塩言ったらこれ!ゲランド塩です。フランス産の海塩なんですがコクがあって美味しいフランスパンが作れます。フランスパンに限らず、シンプルな食事パンにはぜひ一度は使ってみてもらいたいおすすめの塩です。

塩はこだわると結構奥が深い食材です。もちろん普段料理に使われている塩で問題なくパンは作れますのでまずはそれで作ってみましょう。ちょっと塩にもこだわりが出てきたらぜひ岩塩や海塩も使ってみて下さいね。