家庭でパン作りを楽しむためのミキサーの選び方とは?

どうも、パン職人Kenです。

今回は家庭でパン作りを楽しむためのミキサーの選び方について説明していきますね。

新人職人のともこさん
先生!以前に「必須ではないけどあると便利なパン作り用の機械」として卓上ミキサーを紹介していましたよね?
Ken
そうですね。家庭でパン作りを楽しむためにミキサーはあると非常に便利です。ミキサーがあればパン生地を手捏ねする必要が無くなりますから何と言っても楽ですし、それによってより気軽にパン作りを楽しむことができます。
新人職人のともこさん
私も卓上ミキサーが気になってちょっと調べてみたんですけど結構種類があるんですよね。どれにしたらいいのか全然分からなくて…
Ken
確かに卓上ミキサーはたくさん種類がありますし価格も幅広いです。今回は自分の使い方に合った卓上ミキサーが選べるように説明していくのでぜひ参考にして下さいね!

 

パン用ミキサーの選び方その1:まずは予算を決めよう!

家庭でパン作りを楽しむためのミキサーの選び方の一つ目はまず予算ですね。

パン用のミキサーは正直言って高価です。安いものでも3万程度しますし、高いものは10万以上するものもあります。

商売としてパン作りをするのであれば業務用の高いミキサーを買うのもありかもしれませんが、あくまで趣味として家庭でのパン作りを楽しむ場合はそこまでお金をかけるわけにはいかないですよね。

(ちなみに私が職場で普段使っている業務用の大型ミキサーは300万以上します)

ですから趣味のパン作りとして考えた時にいくらまでミキサーにお金をかけられるのか決めておいた方が良いと思います。

売れ筋のメジャーな卓上ミキサーで5~6万程度です。10万近く予算が取れるのであれば選び放題といった感じです。

 

パン用ミキサーの選び方その2:一度にどれくらいの量を作るのか考えよう!

家庭でパン作りを楽しむためのミキサーの選び方の二つ目は「量」です。

ミキサーには生地が入る「ミキサーボウル」という部分がありますが、ミキサーボウルの容量によって一度に仕込むことのできる生地の量が変わってきます。

似たような商品でも値段が違う…と思ったらミキサーボウル容量を見て下さい。同じシリーズの商品であれば容量が大きくなるほど値段も高くなっているはずです。

ミキサーボウルの容量は「リットル」で表記されているものと「クォート」で表記されているものがあります。

クォートという単位はあまり耳にしないと思いますが、実はミキサーボウルの容量を表すのによく使われるのでパン職人であれば聞いたことのある単位です。

1クォートは約1リットル(正確には0.946 352 946 リットル)なので実際のところは「1クォート=1リットル」と考えて問題ないと思います。

大体の目安としては普段作る生地の量が

  • 小麦粉500グラム→ミキサーボウル容量は約3リットル(クォート)
  • 小麦粉1000グラム→ミキサーボウル容量は約6リットル(クォート)

この位を目安に考えると良いと思います。

 

パン用ミキサーの選び方その3:パン生地作り以外に使うかどうか考えよう!

家庭でパン作りを楽しむためのミキサーの選び方の三つ目は「パン生地作り以外に使うかどうか」です。

卓上ミキサーと言われて思い浮かべるのは

こういった形のものだと思います。

この様な「スタンドミキサー」と呼ばれるものには大抵ホイッパー、ビーター、ドゥフックがセットでついているので、パン生地作り以外にもお菓子作りで生クリームをホイップしたり、またはパン様にトッピング生地を作ったりすることも出来て便利です。

それに対し、「ニーダー」と呼ばれるパン生地を作るための機械があります。

ニーダーは生地を捏ねることに特化したミキサーです。スタンドミキサーの様に幅広い使い方は出来ませんが、その代わりに捏ねる時間をタイマーで設定することができますし、使用時の音や振動もスタンドミキサーよりは比較的少ないです(機種によります)。

こういった事を考慮しパン生地作り以外にも使うのならスタンドミキサーを、パン生地作りにしか使わないのであればニーダーを選べばいいと思います。

 

パン職人Kenおすすめの家庭用ミキサーを紹介します

家庭用ミキサーを調べるとたくさんの種類が出てくると思いますが、その中でもおすすめのものを紹介しますね。

 

おすすめその1:ケンミックス

おすすめ家庭用ミキサーその1はこちら!


卓上型ミキサー ケンミックス アイコー シェフPRO /63-1256-65

このケンミックスはプロのパン職人も少量の生地やトッピングを仕込む際によく使用する卓上ミキサーです。

最大のおすすめポイントは国産であるということ。卓上ミキサーは多くが海外の製品なので保障や修理を考えると不安ですが、このケンミックスは国産なのでその点は非常に安心できます。

更にこのケンミックスを作っている愛工舎という会社は業務用のミキサーも作っている会社なので品質面でも安心できます。

ただ品質や保証が安心できる反面価格が高い(約11万円)こと、またドゥフックがオプションなのが気になるところですが予算に余裕があるのであればケンミックスを選んでおけば間違いないと思います。

 

おすすめその2:Kitchen Aid (キッチンエイド)

おすすめ家庭用ミキサーその2はこちら!

Kitchen Aid (キッチンエイド)の卓上ミキサーは家庭用ミキサーとして非常に有名です。大きさや色のバリエーションが豊富で自分の使い方や好みに合った一台を選ぶことができます。

価格が高額過ぎないのも魅力ですね。上記のモデルで5万円台後半で購入することができるので先ほど紹介したケンミックスの半額で購入できると思うと非常に魅力的です。

 

おすすめその3:パンニーダー

おすすめ家庭用ミキサーその3はこちら!


日本ニーダー(KNEADER) パンニーダー パンこね器 手作りパン 生地 PK660D

前に紹介した2つとは違い、こちらはスタンドミキサーではなくてニーダーです。

このニーダーにはタイマーがついているので生地を捏ねる時間を設定できて便利です。また、価格も約4万と他の二つと比べて安いのも魅力的ですね。

もし「ミキサーはパン生地だけ作れればいい」という場合、ニーダーは良い選択肢になるでしょう。

 

まとめ

Ken
さて、今回は家庭でパン作りを楽しむためのミキサーの選び方を3つの視点で説明してきました。ともこさん、覚えていますか?
新人職人のともこさん
はい!

  1. 予算はいくらくらい出せるのか
  2. 一度にどれくらいの量を作るのか
  3. パン生地作り以外にも使うのか

この3つですよね!

Ken
そうですね。これらの視点で選べばいいと思います。決して安くない買い物ですから、ぜひあなたの使い方に合ったミキサーを選んでくださいね!