どうも、パン職人Kenです。
パン作りのスタート地点となる「仕込み」。パン職人の間では「パンの美味しさは仕込みの出来で八割決まる」と言われているほど大切な工程です。
パン生地を仕込む場合、3種類の方法があります。それは、
- 手で捏ねる
- ホームベーカリーを使う
- 家庭用ミキサー(スタンドミキサー)を使う
この3通りです。
捏ねる機械を持っていなければ手で捏ねることになりますよね。この方法ならお金はかかりませんし、気軽にパン作りを楽しめます。
ただ、ふわふわで柔らかいパンを作ろうと思った場合、正直なところ手捏ねでは限界があります。
ふわふわで柔らかいパンに欠かせないのが強力粉です。
強力粉はたんぱく質の含量が多いため、しっかりと捏ねればパン膨らむのに欠かせないグルテンをたくさん作ることが出来ます。
このグルテンですが、せっかくたんぱく質の多い強力粉を使っても手こねでグルテンを作り切るのは至難の業です。
もちろんできない訳ではありませんよ!でも手間と時間と体力が必要です。
なのでふわふわで柔らかいパンを手軽に作るにはホームベーカリーか家庭用ミキサーを使った方が間違いないと思います。
ではどちらを買った方がいいのか気になりますよね?
今回はどちらの方が良いのか、どういう人にはどちらの方が向いているのか、そんなことを解説していきます!
どちらの方が美味しいパンが作れる?
ホームベーカリーと家庭用ミキサー、美味しいパンを作れるのはどちらかと言われると、私はそこまで違いはないと思います。
強いて言うなら「強力粉を使ったパン生地ならば家庭用ミキサーの方に分がある」と思いますが、あくまで「強いて言えば」レベルですね。
しっかりとグルテンを作り、伸びやかな生地にするためには生地を「練る」より「叩き付ける」方が良いと一般的には言われています。
ホームベーカリーやニーダーは「練る」動作によってパン生地を作っていきますが、家庭用ミキサーはドゥフックによって「叩き付ける」動作でパン生地を作ります。
この違いがあるので「強力粉を使ったパン生地ならば家庭用ミキサーの方に分がある」と思います。
ですがもし食べ比べをして、「このパンはホームベーカリーと家庭用ミキサーどっちで作ったか当てろ」と言われたら正直私は自信がありません(笑)。
なので私の結論は「好きな方を選んでね」となるわけですが、実際にはホームベーカリーと家庭用ミキサーでは出来ることが全然違いますから、あなたの目的に合った方を選んだ方が良いですね。
ホームベーカリーと家庭用ミキサーに求めるものの違い
あなたがホームベーカリーや家庭用ミキサーに何を求めるのかによって、どちらを選ぶべきかは変わってきます。
ホームベーカリーってめっちゃ手軽にパンが作るのが最大のメリットだと思います。
材料を入れて、ボタンを押して設定して、スタートしてすればあとは自動的にパンが焼けてくるのは本当に楽ですよね。
なのでホームベーカリーに求めるものって「手軽さ」や「簡単さ」だと思うんです。
それに対して家庭用ミキサーができるのはあくまで「パン生地を作ること」だけですよね。家庭用ミキサーには発酵させる機能も焼く機能も付いていませんから。
なので家庭用ミキサーに求めるものは「パン生地を作れること」です。
こうした違いから、あなたに合った方を選べばいいと思います。
パン作りは好きだけどそこまで難しい凝ったパンを作る気はなくて、お手軽に焼き立てのパンを食べたい!という人であればホームベーカリーの方が合っていると思います。
パン作りが好きで色んなパンを作ってみたい。手間暇かけて思い描いた通りのパンを作ってみたい。そんな人には家庭用ミキサーの方が合っていると思います。
こういった事を参考にして、ぜひあなたに合った方を選んでもらえたらと思います!
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