どうも、パン職人のけんです。今回はシンプルな配合で角型食パンを焼きました。
個人的にハード系のパンが好きで、そういったパンを頻繁に焼いていますが、久しぶりに食パンが焼きたくなって作ってみました。
使うのは小麦粉、砂糖、塩、水、バター、イーストです。食パンを作るのに必要な、最低限の材料です。
製法も、シンプルでわかりやすい「ストレート法」で作っています。
食パンなので食パン型を用意する必要があります。一度買っておけばずっと使えるので、食パン作りを始める前に用意しておいてくださいね。
今回のレシピで作った角型食パンは甘すぎず、しっとりふわふわで、バターの香りを感じられるものになっています。
「パン作りを始める前に」をお読みでない場合は、先にそちらをご一読ください。このブログのレシピを使ってパン作りに挑戦する前に、知っておいてほしい注意事項を説明しています。
分からない用語があれば、「専門用語集」をご覧ください。
基本の角型食パンの使用材料
パン1個分のレシピ。食パン型(108×206×100mm、容量約2,200cc)使用。生地量合計約579g(181.2%)。
- 強力粉:320g(100%)
- 砂糖:16g(5%)
- 塩:6.4g(2%)
- 無塩バター:16g(5%)
- 水:217.6g(68%)
- インスタントドライイースト:3.8g(1.2%)
※インスタントドライイーストは正確には3.84gですが、計量のしやすさを考慮して3.8gとしています。
基本の角型食パンの作業工程
- 材料を用意し生地を作る(30分)
- 一次発酵を行う(60分)
- 分割・まるめをする(5分)
- 生地を休ませる(ベンチタイム)(25分)
- 成形する(10分)
- 二次発酵を行う(40分)
- 焼成する(25分)
合計作業時間:約3時間15分
基本の角型食パンの作り方
- 材料を全て計量し、バター以外の材料をボウルに入れてこねます。生地が滑らかになってきたらバターを加え、再び滑らかになるまでこねます。目標こね上げ温度27℃。
- 30℃で60分間一次発酵を行います。
- 生地を分割します。3等分に分割し、断面や細切れ生地を内側に入れて表面をきれいに張らせます(まるめ)。
- 25分間生地を休ませます(ベンチタイム)。
- 生地を成形します。生地の大きなガスを抜き、きれいな面を下にしてめん棒で伸ばし、生地が傷まない程度にしっかりガスを抜きます。型の幅より少し小さくなるように左右から生地を折りたたみ、手前から張らせつつ巻いていきます。閉じ目をしっかり閉じます。
- 閉じ目が真下になるように型に入れます。入れるときは生地が片寄らないように均一に入れます。
- 38℃で約40分間二次発酵を行います。型の約8割まで生地が膨らめば二次発酵終了です。
- オーブン(200℃に予熱済み)に入れ、約25分焼きます。